昨今、AI・Iot・DX・ディープラーニングなどを使用したビジネスの必要性が叫ばれています。
小学校でもICT(情報通信技術)を利用した教育が主流になってきています。
つまり、デジタルは今後事業を行う上で避けては通れず早めの適応が求められる分野になんです!
デジタル人材として社会で活躍するために最初の一歩となる資格が、G検定!
AIの定義から機械学習の応用までの基礎知識を網羅できる資格です。
2ヶ月間の独学で一発合格した私のおすすめの参考書3選と学習方法をご紹介します。
G検定とは
G検定(ジェネラリスト検定)とは、JDLA(Japan Deep Learning Association:一般社団法人日本ディープラーニング協会)試験の一つです。
ディープラーニングの関連知識を事業活用する人材(ジェネラリスト)育成のための資格試験です。
ちなみにもう一つのJDLA試験は、E資格(エンジニア資格)です。
ディープラーニングを実装する人材(エンジニア)育成のための資格試験です。
試験内容
試験時間は120分です。
問題は4択問題で220問程度です。(2022年3月試験では191問でした。)
自宅のパソコンでオンライン受験が可能です。
主な試験範囲は以下の通りです。
最新の試験範囲詳細はシラバスをご参照ください。(2022年4月現在)
- 人工知能(AI)とは
人工知能の定義
人工知能研究の歴史 - 人工知能をめぐる動向
探索・推論
知識表現
機械学習・深層学習 - 人工知能分野の問題
- 機械学習の具体的手法
教師あり学習
教師なし学習
強化学習
モデルの評価 - ディープラーニングの概要
ニューラルネットワークとディープラーニング
ディープラーニングのアプローチ
ディープラーニングを実現するには
活性化関数
学習の最適化
更なるテクニック - ディープラーニングの手法
畳み込みニューラルネットワーク(CNN)
深層生成モデル
音声処理と自然言語処理分野
深層強化学習分野
モデルの解釈性とその対応
モデルの軽量化 - ディープラーニングの社会実装に向けて
AIと社会
AIプロジェクトの進め方
データの収集
データの加工・分析・学習
実装・運用・評価
クライシス・マネジメント - 数理・統計
試験料金
一般:13200円(税込) 学生:5500円(税込)
試験日程
通常年3回実施です。(3月・7月・11月 各月土曜日)
合格率
合格率は毎回約6割程度です。(2022年3月試験では62.1%でした。)
2019年の試験では3回とも7割越えだったりと各回ばらつきはあります。
受験者層は20代・30代の社会人で、エンジニアなどのソフトウェア・情報技術関連の職業に就いている方が多いことも合格率が高い理由かもしれません。
おすすめ参考書3選
深層学習教科書 ディープランニング G検定 公式テキスト
ディープラーニング初心者向けの入門参考書です。
ゼロから学びたい人におすすめです。
何の知識もない状態では頭に入りにくい専門的な単語や仕組みをわかりやすく簡潔に説明してくれています。
学習のハードルを下げるための良書です。
✔️文字が大きく読みやすい
✔️重要キーワードがわかりやすい
✔️適度な図の挿入でイメージをつけやすい
✔️各章末の簡単な復習問題で理解度を測れる
✔️コラムで補足情報を身につけられる
✔️300ページ程度なので持ち運びやすい
ディープラーニング G検定 最強の合格テキスト
ディープラーニングに関する大枠の知識がある初中級者向けの参考書です。
浅く優しすぎず文系でも理解できるように深い知識を提供してくれます。
ディープラーニングの関連知識をほとんど網羅しているので、G検定を受験しなくとも教養として読んでいおいて損はない参考書です。
✔️QRコードで動画学習できる
✔️重要キーワードが赤シートで消せる
✔️適度な図の挿入でイメージをつけやすい
✔️具体例がわかりやすい
✔️各章末の簡単な復習問題で理解度を測れる
✔️コラムで補足情報を身につけられる
✔️試験に出るポイントを端的にまとめてくれている
✔️オリジナルの模擬試験で実力を測れる
徹底攻略 ディープラーニング G検定 問題集
G検定本番を意識した問題集です。
問題形式に慣れることができます。
アウトプットだけでなくインプットにも利用できる参考書です。
わかっていたつもりをなくし知識が定着しやすくなります。
✔️章の最初に概要として内容がまとめてある
✔️試験問題に近い
✔️出題範囲が広く、角度が様々
✔️問題数が多い
✔️解説が詳細
学習方法
- 初日〜1週間『深層学習教科書 ディープランニング G検定 公式テキスト』を1周
1日1章読む
- 〜4週間『ディープラーニング G検定 最強の合格テキスト』を3周
1日1章読むor模擬試験を解く
- 〜試験日『徹底攻略 ディープラーニング G検定 問題集』をやれるだけ
1日1章分解く
『ディープラーニング G検定 最強の合格テキスト』を参照するシラバス掲載の「学習項目」「詳細キーワード」の確認
説明できないものを調べて書き込む
一番重要なのは、毎日少しでも知識に触れること!!
時間のない時は寝る前に思いついた単語を調べてみるだけでも十分な勉強です。
ふと疑問が浮かんだら納得するまで調べる習慣をつけましょう。
・初日〜1週間
知識ゼロから始めたので、まずは肩慣らしに『深層学習教科書 ディープランニング G検定 公式テキスト』をサラッと読みました。
いきなり全部覚えようと読み込んでも辛くなるので、これからどういうものを勉強するのか主要キーワードともに把握するだけで十分です。
・〜4週間
土台を1週間で作ったので、『ディープラーニング G検定 最強の合格テキスト』でインプットをします。
いきなり全ての試験範囲を読み込むのではなく、1日1範囲(1章)の内容を覚えて理解することを積み上げていくと効率的です。
インプット後は少し時間を置いて、章末問題でアウトプットも行いましょう。
1回で知識を詰め込むことは不可能なので、最低でも2周は必要かと思います。
・〜試験日
試験本番を意識するために『徹底攻略 ディープラーニング G検定 問題集』をやり込みます。
正解していた問題も解説をしっかり読むことで知識を定着させます。
苦手な範囲は『ディープラーニング G検定 最強の合格テキスト』にもどって確認するようにすると克服できます。
またシラバスをプリントアウトし、自分が説明できない単語を調べて書き込みます。
参考書には載っていなかった単語もあるので知識の幅が広がります。
紙なので持ち歩きやすく、外出先でも勉強できるのがメリットです。
まとめ
DX時代を生き抜くために是非G検定にチャレンジしてみて欲しいです。
しかし、資格獲得が目的になってしまうと意味がなくなります。
あくまでG検定の目的は、ディープラーニングの関連知識を事業活用する人材育成です!
合格後のビジネスへの活用法を想像しながら勉強するように意識しましょう。
試験料金が比較的高いので、時間的余裕のある学生のうちに取っておくこともおすすめします。
もちろんディープラーニングの関連知識を自然と使えるようになるのであれば受験は必須ではありません。
デジタル人材の一員になり即戦力として社会で活躍するための一歩として活用してみてください。
\その他学習法はこちら/
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