茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町にある株式会社マルヒ
50年以上干し芋の製造・販売を行い、バターケーキなどの干し芋スイーツも販売している会社です。
「甘ころ」を筆頭に、主に玉豊・紅はるか・いずみの平干し・丸干し・角切り・細切り干し芋を取り扱っています。
今回は、玉豊と紅はるかの平干し・丸干し・角切り干し芋合計7種類をご紹介します。
レビュー
平干し
マルヒの干しいも たまゆたか
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価格/内容量:410円(税込)/130g
ジップロックの袋に干し芋がそのまま入っています。
白をベースに表は赤を差し色にしたデザインです。
下部は透明な窓になっているので中の干し芋が見えます。
上部には商品名と可愛い藁をまとった少年のイラストが描かれています。
会社のロゴキャラクターらしく、田舎のさつまいも畑で遊ぶ男の子をイメージしたのかもしれません。
商品名の下には玉豊の特徴が「しみじみ甘い」と簡潔に記載されています。
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肝心の干し芋は、新鮮な空気が流れる田舎。
一般的な玉豊の干し芋と同様硬めです。
顎を結構使うので小顔効果を期待できるかもしれません。笑
甘さは素朴な田舎の味ですが、他にはない甘さです。
噛めば噛むほど甘さを感じるタイプです。
それでいてどこか清涼感があります。
また表面のさつまいものでんぷんが結晶化した白い粉がさらっとしていて舌触りがいいです。
マルヒの干しいも べにはるか
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価格/内容量:370円(税込)/120g
なぜか玉豊より量が少ないです。
べにはるかは品種名記載の箇所だけ黄色背景になっています。
また商品名の下には紅はるかの特徴が「わくわく甘い」と簡潔に記載されています。
甘さの表現にわくわくは珍しいので、どれほどのものかワクワクします。
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肝心の干し芋は、ざらざらな表面。
一般的な平切りよりも厚めだからか、食感はもっちり。
表面の白い粉が結構甘いです。
粉砂糖をまとったスイーツを連想させます。
それでいて紅はるかでは珍しく昔ながらの干し芋です。
洋菓子のような甘さがわくわくする甘さなのかもしれません。
特選平切り干しいも たまゆたか
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価格/内容量:989円(税込)/230g
市場にあまり出回っていない干し芋だそうです。
透明な袋にプラスチック容器に並べられた干し芋が入っています。
無駄なデザインがなくシンプルです。
中心のシールは紙製で、商品名と品種名が記載されています。
また玉豊の特徴も「昔ながらの深い味わい」と簡潔に記載されています。
黒バックに金字なのもお店の名前が英字表記なのもオシャレで高級感があります。
干し芋も綺麗に均等に並べられています。
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肝心の干し芋は、漂う気品と高級感。
まず色味が鮮やかすぎます。
中心が濃くグラデーションになっています。
粉のつき方もお上品です。
食感は、しっとりとかではなく硬めでぎゅっと濃縮しています。
しっかり噛む必要のある元祖干し芋の食感です。
個体によってはねちっとしたものもあります。
甘さは一般的な玉豊よりも断然甘く、濃いです。
キャラメルのようでもありべっこう飴のようでもあります。
風味もよくクセになります。
特選平切り干しいも べにはるか
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価格/内容量:915円(税込)/230g
なぜか紅はるかの方が安いです。
紅はるかの特徴の記載はありません。
一般的な干し芋よりもカロリーが低いです。(294kcal)
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肝心の干し芋は、一枚が大きい。
食感は、しっとり。
少しねちっとして適度な硬さです。
口の中であっという間になくなるわけではなくちゃんと噛む弾力があります。
表面の白い粉が砂糖のようで全体的に甘いです。
甘さもさることながら味自体が濃いです。
風味も強く豊かです。
干し芋らしい風味です。
高級感があるのに干し芋の庶民さを忘れておらず、駄菓子感もあります。
丸干し
甘ころ たまゆたか
![](https://zyoshinomikata.com/wp-content/uploads/2022/07/7CFB4133-0624-42DD-863A-4836BDA7439D_1_201_a-edited.jpeg)
価格/内容量:380円(税込)/110g
小さめのジップロックの袋に干し芋がそのまま入っています。
カバンに入れて持ち運びやすい大きさです。
白をベースに表は山吹色と明るい茶色を差し色にしたデザインです。
下部には横長の窓もあり中の干し芋が見えます。
「甘ころ」の字体が可愛らしく名前とマッチしています。
商品名の上には玉豊の特徴が「しっとりあま〜い」と簡潔に記載されています。
山吹色の部分は文字が薄くぼんやりしていますが、商品名を目立たせるためでしょう。
干し芋は大体2.3本入りです。
![](https://zyoshinomikata.com/wp-content/uploads/2022/07/08E62802-31BB-45C1-BF9F-6102502BF918_1_201_a-edited.jpeg)
肝心の干し芋は、白炭。
非常に柔らかく、しっとりでありながらねちっとしています。
甘さはささやかながらじわーと時間をかけて広がります。
パッケージ記載の「あま〜い」の「〜」はこの段々と広がる感じを表現しているのかもしれません。
田舎の素朴な風味なので飽きのこないずっと食べていたい味です。
北海道では知らない人はいない和菓子べこもちの味にも似ています。
丸干しならではの口いっぱいにさつまいもを頬張れる幸せを噛み締められます。
全体的に満足感高めの干し芋です。
甘ころ べにはるか
![](https://zyoshinomikata.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_4924-edited-2.jpg)
価格/内容量:380円(税込)/110g
べにはるかはたまゆたかよりも差し色が明るめです。
紅はるかの特徴は「わくわく甘い」が定型みたいです。
![甘ころ べにはるか](https://zyoshinomikata.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_4925-edited-1.jpg)
肝心の干し芋は、翡翠。
紅はるかなのに色味が落ち着いていて玉豊のようで透明感もあります。
食感は、ねっとりしっとり。
噛み応えもあり多少繊維を感じますが、嫌な残り方はしません。
表面はカピカピすぎず適度に乾燥しているので手につかず食べやすいです。
甘さはじんわり。
弱すぎず強すぎずしっかり甘いです。
紅はるかを存分に感じられ、丸干しの幸福感に浸れます。
角切り
角切り たまゆたか
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価格/内容量:370円(税込)/130g
平干しと同じ種類のジップロックの袋に干し芋がそのまま入っています。
他のパッケージも白がベースだったのは雪をイメージしていたことがわかりましたね。
真ん中に透明な窓があるので干し芋が見えます。
上下は赤で差し色を入れて、少年のキャラクターが雪を喜んでいるようなデザインです。
商品名と特徴はドドンと真ん中に大きく記載されています。
![](https://zyoshinomikata.com/wp-content/uploads/2022/07/27484D41-B429-4D1B-A3CC-D71DC3695C61-edited.jpeg)
肝心の干し芋は、不揃い。
食感は、ねっちり。
パッケージに記載の通り柔らかいです。
個体によっては硬く感じるものもあります。
表面の粉は少し手につきますが、そこまで気になりません。
玉豊らしい素朴な味ですが、角切りだからかしっかり甘さを感じます。
スティック型なので食べやすさも抜群です。
駄菓子のきな粉棒を連想させます。
たまに角切りというより切り落としのようなさつまいもの端感があります。
総評
全てアタリで似て非なるもの。
まさにあっぱれ。
お手上げです。
今回食べ比べた7種類全て美味しいです。
ハズレなんてありません。
同じ品種でも干し方で食感も風味も甘さも変わります。
一瞬同じような味かと思いきやの別の美味しさが隠れているので、絶対に食べ比べて欲しい!!
丸干し・角切りの方が密度が高い分幸福感も高いですが、平切りも比較的厚めなので満足感があります。
このクオリティーでこの値段はコスパ最強です。
さすが干し芋の生産量全国1位の茨城県で、50年以上干し芋を専業としているだけあるなと感じます。
![](https://zyoshinomikata.com/wp-content/uploads/2021/10/d7e8d27a-d0ce-45b5-a879-11fc20a2cf2f-150x150.jpeg)
私のイチオシは、特選平切り干しいも べにはるか!
正直悩みました。
普段は玉豊推しで、玉豊も美味しいんです。
この紅はるかは、100種類以上の干し芋を食べた中で一番干し芋らしかったです。
本物の干し芋を見つけた気がします。
色・大きさ・形・硬さ・甘さ・風味全てが星5でした。
誰が食べても美味しいと唸ること間違いなしです!
中々出会えないので見つけたらまとめ買い必至ですね。
どこで買えるの?
干し芋全般マルヒの直売所・オンライン通販で購入できます。
「マルヒの干しいも」「角切り たまゆたか」は、COOPなどのスーパーで購入可能です。
「特選平切り干しいも」は、有楽町にある茨城県のアンテナショップ(イバラキセンス)などで購入可能です。
「甘ころ」は、茨城県のアンテナショップ(イバラキセンス)だけでなく東京駅や秋葉原にあるのものでも購入可能です。
マルヒ
9:00〜17:00
定休日:土曜日・日曜日
〒311-1201 茨城県ひたちなか市阿字ケ浦町385−1
まとめ
マルヒでは、いずみやべにまさりなどの干し芋も販売しています。
「甘ころ」ならぬ「甘カク」や「特選甘ころ」もあるそうです。
美味しいのは確定なのであとは目を光らせて探すのみです!
地元の洋菓子屋さんとコラボした干し芋スイーツも販売しております。
ひたちひなか市に行った際は、是非足を運んでみてください!
ごちそうさまでした!
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